Here It Goes Again

ムンバイは中心部の街並みがイギリス式なのか辛気臭く落ちついていて、それが妙に土地に馴染んでエキゾティックなムードを醸しだしていた。時間があったので何日もそこらじゅうを歩き回った。子どもが道端でクリケットやってて国柄を思った。インド門をスケッチしていたら親子連れが見物しはじめて楽しかったのだけど、途中から子どもは明らかに興味を失ってしまったのに、教育熱心ぽいお父さんが叱りつけてその子をその場にいさせるものだから、お互いとても気まずい思いをした。小学生くらいのかわいい女の子にぼられかけた。立て篭もりのあったホテルでバカ高い祝杯挙げたっけ。なんにしろ思い出深いところ。それだけに今回のテロは身近に感じた。

そういえばあっちに滞在中、どっかの駅についたら駅舎が半分吹き飛んでるわ人はがやがやだわで、何だこれはと思いつつその時は素通りしたけど、実は到着の数時間前に爆弾テロがあったのだとあとで知った。ということがあった、こわかったこわかった。あれ、日本でニュースになったのかしら。何人か死んだらしいけど。今回クラスの大規模なテロならともかく、変な話だけどとくにインドの場合、そういう小規模なのに邦人がひっそりと巻きこまれるケースは少なくないんじゃないだろか。