いつぞやの烏

この2〜3年の間さき延ばしにし続けてきた宿題に手をつけ始めた。来週には提出しなければならない。まだ漠然としている。いったい今まで何をしてきたのだろう。

歯のない婆さんは「うまいなぁ、なんぼでも食えるわ」と言いながら鍋をすすった。ビールもねだられたが、それは違うと思って、曖昧な返事をしておいた。「金払えよ」と野次が飛んできた。瞬間、尊厳という言葉がまた遠くなった。