Layla

どんなに優れたシステム、もっと言えば秩序にも限界はある。泥流のようにじんわり崩れさるのがデフォルトなんだろうけど、ごちゃごちゃしたところから均衡がうまれることもある。整然とした秩序はないのだけれど、それを度外視して機能のみに純化してある状態には、そこで生をいとなむ人々の体温が伝わるからだろうか、不思議な魅力がある。バラガンな空間はかっこいいけど、アジアの雑居ビルもいいよね、と。そんなこんなでニックに通いつめる日々。


ハツカネズミが柱を駆けあがってった。シュバ「普遍的な自己完成の倫理に近づくためには、人間や人間社会をこえて献身せなあかんで」みたいなこというの聞いた直後なだけに、フクザツな心境だ。とりもちは設置するたびに自分がひっかかるので、実際、や、どうしよう。